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Dongreeの地域おこし協力隊活動

Dongreeは、2019年4月から、滋賀県湖南市の『地域おこし協力隊』として3年間活動しました。Next Commons Labのプロデュースのもと、ブックカフェの立ち上げがプロジェクトの中心となり、空き家活用とリノベーション、マルシェ開催や、古民家レスキュー、地域の催しへの出店など、様々な活動を行ってきました。

これからますます地方創生の活動が重要になってくであろう時代に、Dongreeの3年間の活動が何かの参考になればと、アーカイブを残しておくことにしました。

きっかけはNCLによる地域おこし協力隊の求人

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Dongree代表のドリーは、京都で『Dongreeコーヒースタンドと暮らしの道具店』を経営しながら、"職住一体の暮らし作り"を念頭に地方への移住を開業当初から選択肢にしていました。

​そんな折、2018年の秋に、インターネットで何気なく目を通していたコラム記事をきっかけに、Next Common Labの滋賀県湖南市地域おこし協力隊求人にたどり着き、移住と移店を叶える機会として応募し、制度活用に至りました。

湖南ふるほんマルシェ

協力隊就任直後は、店舗のない中での地域おこし活動として、京都時代からの"イベント主催"の経験を活かして、1年間に3回『湖南ふるほんマルシェ』というマーケットイベントを行いました。

テーマは『本と手仕事がつながるマルシェ』。

世界で一冊だけの古本、『栞本(しおりぼん)』のアイデアもこのマルシェを考える中で生まれました。

京都からの繋がりがあるお店や作家さんと、新たに滋賀で繋がったお店や作家さんが交わる、地域の内と外がひとつになったイベントは、以降に続く、たくさんの地域おこしの種となりました。

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湖南市石部エリアの
古民家に出会う

現在ブックカフェを経営している古民家は、元々は"倉庫貸し"として賃貸に出されていましたが、大家さんや仲介してくれた業者さんの快い理解を得て、住居兼店舗として使わせていただけることになりました。

このスムーズな古民家活用には、やはり『地域おこし協力隊』の行政的な信用と、NCLのチーム単位での移住者募集の仕組みが奏功したと思います。

そんな古民家の立つ場所は湖南市の西の端、『石部』

石部は、旧東海道五十三次の宿場町で、江戸の頃には「京立ち石部止まり」という標語が使われ、東海道を行き交う旅人で賑わったそうです。

​そんな歴史のある静かな町の一角で、Dongreeは二度目のお店作りを始めました。

リノベーションに挑戦!

店主ドリーは、学生時代を芸術大学で過ごしたものの、DIYはほとんど未経験でした。

ただ、商業圏から離れた古民家を独創的なブックカフェにして、"わざわざ来てもらうお店"にするには、工期も費用面でも、一般的な施工方法は、現実的とは言えませんでした。

そこで、地域おこし協力隊の活動としてお店づくりもその範疇に含まれていることから、お金は可能な限り投資しながらもDIYを主体とした『店主 × 誰か』のスタイルで、施工を進めることになりました。

その度"アイデアや施工場所ごとに協力者が入れ替わり立ち代わり"しながら、​結果、約1年かかったリノベーションですが、プロアマ問わず多彩な人たちが関わり、"この場所にしかないストーリー"が満載のブックカフェ空間ができました。

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地域おこし協力隊卒業後

Dongreeは元々京都で起業し、その延長線上での、滋賀県湖南市移住と移店でした。

3年の任期中に店舗立ち上げが目標でしたが、2年目に達成、その後は持続的な経営基盤を作るべく、店舗の運営に尽力していました。

お世辞にも店舗経営に適しているとは言いにくい、閑静な住宅街という立地条件に加えて、元々地元の人間ではなかったので、京都での店舗経験と実績だけでは正直持続可能な経営には至らなかったと思います。

地域おこし協力隊として3年間を通し湖南市を中心に多くの人たちと繋がり、そして同じく協力隊メンバーがNCLという一つのチームで動けたからこそ、地方での移住と移店が叶いました。

事業としてではなく、個人として、この制度とサポートしてくださった関係諸氏のみなさんには心から感謝しています。

地域おこし協力隊は年々全国的に増員されていくので、これからは協力隊OBとして新たに活躍する協力隊の人たちに、少しでもサポート出来るようなDongreeでありたいと思っています。

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​地域おこし協力隊の相談受付ます。

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現役の地域おこし協力隊の方や、協力隊への応募を検討している方。

また、移住や起業を真剣に考えていて、Dongreeの活動や滋賀県の暮らしやコミュニティのことを知りたいという方は、一度ご連絡ください。

ブックカフェやzoomでの面談、プロジェクトのアドバイス、協業など、様々な形でお力になれればと思っています。

これからの時代を担う地域おこし協力隊のみなさん、一緒にがんばりましょう!

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