top of page

三人の素《so》 見野大介・品田美里・神永朱美 作品展




『土』・『紙』・『硝子』


扱う素材は異なるけれど、物づくりに対するあくなき探究心と向上心、そして物を届ける丁寧さにおいて、どこか共通するパワーを感じる3人の作家達。

その3人のコラボレーション作品展を、この夏、ブックカフェ店内で開催いたします。


【作家リスト】


<陶器> 見野大介 〜陶芸工房八鳥〜

<和紙> 品田美里 〜ORITO〜

<硝子> 神永朱美 〜glass imeca〜


【展示インフォーメーション】


会期:7/9〜7/19 (13〜15は定休日) 時間:13:30〜19:00(カフェは18:00終了) 会場:DONGREE BOOKS & STORY CAFE (MAP)

交通アクセス:JR草津線『石部駅』下車徒歩10分・駐車場有り( 5台分、店舗より徒歩2分)

作家在店スケジュール:


10日 全員

11日 品田(紙)

17日 神永(硝子)

18日 見野(陶)


【ORITOさんの折紙ワークショップ開催】

第一回 7/11 17:00〜18:00 参加料2,000円 + カフェのワンオーダー

第二回 7/12 11:00〜13:00 参加料3,500円(12:00から、みんなでランチプレートのお食事会付き)


【今回の展示にあたって】


過去DONGREEでは、それぞれ"お二人ずつ"の組み合わせでコラボレーションした展示イベントを開催。

いずれも、ジャンルを超えた手仕事の心地よい化学反応を生み出してくれました。


改めて"素材"というものに意識を向けると、やはり僕たち人間も含め、この世のあらゆる物は、この地球から生まれ、還っていくものなんだなと気づかされます。

そして地球と僕たちの暮らしを結んでいるのが、素材から物を作り、その形をあらわす作家さんなのだと思います。


素材があって、作家さんがいる。

作家さんがいて、僕らは素材を作品(道具)という形で手にできる。


一店主として、『素材』のことを知れば知るほどに、手仕事の楽しさ、大切さ、豊かさを、より感じれるようになっていきました。

そして異なる素材を同時に手にすることで、「何故この形になったのか」、「どんな工夫が込められているのか」など、改めて手仕事への興味へと繋がっているようにも思います。


僕自身、彼らの手仕事のこと、素材のことをもっともっと知りたいし、たくさんの人に彼らの手仕事を手にとってもらいたい。

そんな想いから本展示を企画しました。




【陶】見野大介 〜陶芸工房八鳥〜


Dongreeで初めて手仕事の展示会を開催させていただいてから早5年。

初めて出会った頃からは、格段に精度と造形美に磨きがかかり、もはや大先生とお呼びしなければならない陶芸家へと成長された見野さん。

だけど初めましての頃から変わらず、店主の無茶振りに応え続けてくれる良き友だと、勝手ながら思っています。

7月10日(土)および18日(日)は、DONGREE店内に在店いただく予定です。

ぜひお話しを聞きながら、作品に触れてみてください。

〜プロフィール〜

2003年 近畿大学建築学科卒業

2005年 京都伝統工芸専門学校陶芸科卒業

京都炭山、笠取窯岡本彰氏に師事

2011年 奈良県奈良市法華寺町にて独立

2012年 第18回新美工芸会展/大阪市立美術館館長奨励賞授賞

2014年 「陶芸工房 八鳥」立ち上げ 陶芸教室開始



【紙】品田美里 ~ORITO~


Dongree史上最遠方作家、北海道の品田美里さん。

“紙を折ること”を自らの表現と定め、向き合い、伝え続ける彼女は、天真爛漫で好奇心と優しさに満ちた素敵なアーティスト。その好奇心に応えなければと、彼女に声をかけた時は店主もいつも以上に火がつきます。今回飛び火して陶芸家さんに無茶振りが行きました。

品田さんには7月10日(土)および11日(日)は、DONGREE店内に在店いただく予定です。

また11日(日)は、17:00~18:00で、和紙を折ってオーナメントを作るワークショップも開かれます。(お一人2000円、DMもしくはメールにて要予約)

ぜひお話しを聞きながら、作品に触れてみてください。

~プロフィール~

北海道札幌出身・在住

2016年 ホテルや銀行の特注照明シェードのデザイン制作をはじめる。

2017年 住宅用照明シェードのデザインやアート作品の制作など、活動の幅を広げている。

2017年12月 屋号をORITO (「折る人」という造語)に改める。

2019年 国立大学法人 北海道教育大学 非常勤講師



【硝子】神永朱美 ~glass imeca~



3年ほど前の冬。とあるマーケットイベントで声をかけさせてもらったのがご縁で、この度2回目の展示をしていただくことに。

笑顔を絶やさず、いつも温和な印象の作家さんですが、灼熱の工房で縦横無尽に硝子細工に挑む姿もまた魅力。

彼女のガラス細工の柔らな曲線と繊細さ、そして強さが、作品だけでなくご自身の魅力としても表れているように感じます。

7月10日(土)および17日(土)は、DONGREE店内に在店いただく予定です。

ぜひお話しを聞きながら、作品に触れてみてください。

~プロフィール~

2004年 北海道釧路公立大学経済学部卒業

2004年 株式会社北一硝子入社

2009年 有限会社ケーズブローイング 入社

2011年 SUN GLASS STUDIO KYOTO 入社

2017年2月 吹きガラス工房「glass imeca」 設立



【琵琶湖由来の作品】


さらに今回は特別に、3人の作家さん達がそれぞれ"琵琶湖を資源とした素材"をつかった作品を持ち寄ってくれます。



〜琵琶湖由来の3つの素材〜


【琵琶湖彩(びわこいろ)】


琵琶湖の水草灰を原料とする"色ガラス"

硝子作家の神永さんが、独自の取り組みで編み出された技法で、ほのかに感じる薄い緑色が特徴。


【琵琶湖彩釉(びわこさいゆう)】


琵琶湖彩と同じ水草灰が原料の釉薬。硝子作家の神永さんからの技術提供により、陶芸家の見野さんが釉薬として実用化。淡い色味でありながらも深みを感じさせる薄緑色が特徴。


【鳴子和紙】

琵琶湖のほとりに植生する葦を使った和紙。

白くふわふわした質感が特徴。



これらは作家さん達にとっても初の試みで、どんな作品が並ぶのか、一店主としてもとても楽しみです。


三者三様の手仕事のコラボレーション。

是非展示会場にて、手に取ってご覧ください。


bottom of page